ガッテン農法と「ねじねじ」の考案者として知られる自然農法家、三浦伸章さんをお迎えし、自然農法セミナーを開催いたします。特に今回は、「草とりに追われない、たのしい田んぼのつくり方」

を実践するための内容を中心に行います。ねじねじのつくり方や、春に心がけたい野菜づくりのヒントなども、教えていただければと思っております。

三浦さんは、化学肥料や農薬に依存するお米づくりのあり方にギモンをもたれ、農薬や化学肥料を使わない、けれども草とりに追われることもない、お米づくりのやり方を、長年探求してこられました。昨年、ゆっくり小学校の一反田んぼでも、三浦さん考案のやり方を忠実に実践し、草とりに追われないまま、およそ300キロのお米を収穫できました。今年もこのやり方を実践し、三浦さん監修の著書にまとめる予定です。

営農者さんはもちろん、農業初心者の方でも、しっかり学べる講座です。みんなで「草とりに追われない、たのしい田んぼのつくり方」を実践し、次世代に豊かな大地を残していきませんか。

三浦さんの魅力は、なんといっても、泥だらけになって、自然と遊ぶのが大好きで、たのしさに満ち溢れているところ。三浦さんのたのしいエネルギーに触れていただいて、お米づくりの輪を広げられたらうれしいです。ゆっくり小農園で収穫したお米と手前味噌とともに、みなさんをお迎えできる日をたのしみにしております。

三浦さんより「お米づくりについて」

お米づくりは、雑草との戦いと言われますよね。確かに、水田のヒエやコナギの除草に追われると、体も心も、へとへとになります。次第に自然界を敵視するようになり、農薬や化学肥料に頼ることになります。何より、お米づくりのよろこびを忘れてしまいます。それが現代の主流となっているお米づくりの姿です。
水田に草が生えるのは、必要な役割があるからです。草が生える必要がなければ、生えてこないんじゃないかな、そう思い立ち、考え出したのがこのやり方です。
田んぼに息づく生命と、みんなで豊かになるために、草の生えにくい田んぼのつくり方を提案できること、うれしく思います。さあ、お米づくりのよろこびを、みんなで味わいましょう!

◎「ねじねじ」とは

稲藁などをねじって、大地をやさしくする、不思議な装置。埋めたり、置いたりするだけで、大地がイヤシロチ化する、と言われています。思考にとらわれず、体感してみてください。

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大人の学び舎「ゆっくり小学校」では、雲水(禅の修行僧)の星覚さんのもと、禅の教えを暮らしに生かす学びの場「ゆっくり禅小学校」を定期開催しております。そしてこの春、「ゆっくり禅リトリート」と題し、禅の作法に、ゆるやかに身をゆだね、清々しい自分になっていく、2泊3日のお泊り会を企画いたしました。

早寝早起き、拭きそうじ、調理、一汁一菜の食事、食事ごとの祈り……、星覚さんが日々続けておられる美しい暮らしの所作を共に体験し、澄んだ自分に出会う旅へ、どうぞお出かけください。

星覚さんより、お誘いの言葉

最初にゆっくり小学校を訪れたきっかけは「ようむ員」の上野宗則さんと出会ったことです。新下関から車で15分ほどのところに、その不思議な小学校はありました。小学校といっても先生らしき人はみあたりません。そのかわりに、山の伏流水から流れてくる小川のまわりには自然農園が広がり、そこにあるもので何でも手作りしてしまう不思議なおじちゃんや、孫をあやすように作物をひとつひとつ、やさしく手入れするおばちゃん達がいて、畳に坐ると窓の向こうには美しい山々を背景に、元氣よく育つ虫や動植物達の気配が感じられます。校舎の隣にある給食室では、いまそこで採れたものを、いまそこにいる人が工夫を重ねて料理してくれ、丁寧に焼かれた手作りの器に盛られたお米や野菜は、元氣に溢れています。
「ここではきっと命そのものが先生なんだ」
そんな教科書にありそうな言葉が、本当に浮かんでくるのです。何度もおとずれるうちに、ありのままで心地よい、この暮らしをもっと深く味わいたくなるのでした。
そこで思いついたのが摂心です。禅寺では生活に必要最低限のこと以外はお休みして、坐禅と食事に集中するリトリートのような期間があり、摂心とよばれています。この伝統を現代風にゆっくり楽しくアレンジして、暮らし豊かな学舎で行うのが「ゆっくり禅リトリート」というわけです。
生命力豊かな食べものを、1日1食、豊かに頂き、朝日と共に起き、立つこと、歩くこと、坐ること、寝ることを、皆で丁寧に味わってみましょう。そういえば修行僧の間では皆が集うことで働き出す不思議な力を「大衆の威神力」と呼んでいました。特に私が楽しみにしているのは、ついつい手に取ってしまうデジタルデバイスから離れたオフラインの週末! 自然との懐かしい循環を習慣にする、新たなチャレンジをご一緒できれば嬉しいです。

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無肥料・無農薬自然栽培で育った“なちゅらる大豆”と、ゆっくり小自然農園のお米でつくった“なちゅらる米麹”でつくる、味噌づくりの会を、今年も開きます。

雑食ヴィーガン料理家「ひびのわ」主宰、大塚佑子さん考案の“うまあまなちゅらる味噌”レシピで仕込みます。お手軽で、カビの生えにくい、うまいやり方!

自然栽培の白大豆に、黒大豆をブレンドし、そこにみなさんの手のエネルギーを注いでください。朱塗の樽もついてきますよ。

うまあま味噌を試食したり、会話に花を咲かせたり……、和やかに、味噌づくりの輪を描きましょう!

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