手染めと仕立て「草衣 so-i」の色と仕事
藍と暮らす、藍を着る
染織工房「草衣 so-i」の服や生活小物の作品展を開催します。「草衣 so-i」は、本藍染めなど天然染色を受けもつ竜士さんと、織り・仕立てを手がけるともみさん夫婦による手仕事のユニット。染色から仕立てまでをひとつの工房内で仕上げるという、全国でも稀な、ユニークなおふたりです。竜士さんが本藍染めした糸を、ともみさんが手織りし、テキスタイルがつくられる、また、ともみさんがデザインし、仕立てた服や小物を、竜士さんが藍染めをする、というふうに、手と心が合わさって、「草衣 so-i」の作品はつくられています。ふたりを創作に駆り立てているのは、天然藍染めの奥深さ。化学薬品を用いず、植物と微生物のはたらきにまかせる「灰汁醗酵建て」の本藍染めは、48色もの豊かな色幅があり、創る人の思い通りに染まらないところも魅力なのだそう。ふたりの創意と藍色に染まるゆっくり小の家へ、どうぞお越しください。
イベント情報(詳細)
日時
2022年6月16日(木)〜19日(日)
open 10:00〜 close 17:00
※最終日(6月19日)のみ16:00までとなります
場所
ゆっくり小学校下関内日校舎
下関市内日下595
【道案内動画】https://youtu.be/YV8yFViTNck
・新下関駅よりバス(ヘルシーランド経由内日)に
乗車後「中村(内日線)バス停」下車徒歩約5分
・中国自動車道「下関IC」より車で約30分
・10台程度の駐車スペースあり
主催
株式会社素敬 ゆっくり小学校
イベント開催中 TEL.090-9362-2585
本社 TEL.083-242-6262(平日9:00〜16:00)
プロフィール
大道竜士
「草衣so-i」染色室長。1984年、東京都出身。杉野服飾大学卒業後、浴衣や手ぬぐいを制作する注染工として8年間修業。311東日本大震災をきっかけに、関東からの移住を決意。2015年、地域おこし協力隊として山口県へ。藍染めをゼロから始められる場を求め、2018年、瀬戸内海にほど近い、防府市富海の旧山陽道沿いの古民家を改築し、染織工房「草衣so-i」を設立。伝統的な染色技法である「灰汁醗酵建て」による本藍染めの衣服やテキスタイルなどを制作。藍染めの原料であるタデ藍の自家栽培や、藍の染め直し、藍染めした糸や和紙の素材提供にも取り組んでいる。
大道ともみ
「草衣so-i」手織り・仕立て室長。1984年、神奈川県出身。母親手作りの服に親しむ幼少期を過ごし、子どもの頃からミシンを踏み、端切れをつかった巾着袋やバッグをつくるようになる。杉野服飾大学卒業後、子供服のアパレル会社にデザイナーとして就職。次々と新しいデザインを先取りし、同じ服を大量生産しようとするアパレル業界のあり方に疑問をもち退職。自然や暮らしぶりが生かされたインドのブロックプリントや刺繡、織りに出会い、人間の身の丈に合う、スロー・スモールなものづくりに共感。子育てをしながら、夫の竜士と共に「草衣so-i」を立ち上げた。同じものはつくらない、表情の異なる一点ものにこだわり、ゆるやかでおおらかなものづくりをたのしんでいる。