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雲水星覚さんと「ゆっくり禅小学校」
食と向き合う作法―お粥とゴマ塩

ゆっくり小学校では、2023年6月9日(金)に禅僧の星覚さんをお招きし、禅の教えを暮らしに生かす会「ゆっくり禅小学校」を不定期で継続開催していきます。自然農園に囲まれたゆっくり小学校なので、特に、“食”について学べる場をつくっていきます。

星覚さんは、世界各地で禅の修行をされている雲水さん。永平寺での修行では、“典座”寮に所属され、調理の修行も努められました。

“典座”とは、料理を司る人のことを言います。典座修行に勤しまれたせいなのか、星覚さんのおむすびは、めちゃくちゃ美味しいんです。きっと掌からなにかがしみ出ているに違いない笑。その秘密を明らかにする、これも本会の目的です。

永平寺を開山した道元禅師は、坐禅などの修行と同等に、料理や家事の大切さを説かれました。『典座教訓』、『赴粥飯法』という書を残し、調理や食事作法を重要な修行のひとつに位置付けたのです。禅語の「法食同輪」という言葉の通りに。

「ゆっくり禅小学校」第一回目は、ゆっくり小自然農園の玄米や黒ゴマ、野菜を調理し、それらを頂く作法を学びます。お粥は禅のごはんの基本ですから、まずはそこから始めましょう。坐禅や作務(掃除などの労務)を行い、偈文も唱え、お米や野菜のいのちの内に秘められた美味しさに出逢う瞬間に立ち会ってみませんか。

星覚さんは言います。「作法は、堅苦しいものではなく、心が洗われ、清々しくなることです」、「精進料理とは、肉を使わない料理のことではなく、慈悲の心で作る料理のことです」と。ひとりでやるのは大変そうなことでも、みんなでやればたのしくなる! というわけで、一見面倒な家事を、みんなでたのしい仕事に転換し、清々しくなる作法を身に着けましょう。

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http://www.yukkuri-web.com/archives/10537