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雲水星覚さんと「ゆっくり禅小学校」
食と向き合う作法―たくあんを漬ける

ゆっくり小学校では、禅僧の星覚さんをお招きし、禅の教えを暮らしに生かす会「ゆっくり禅小学校」を開催しております。自然農園に囲まれたゆっくり小学校なので、“食”に向き合いながら、禅の作法を学べるたのしい場をつくっていきたいと思います。

星覚さんは、世界各地で禅の修行をされている雲水さん。永平寺での修行では、“典座”寮に所属され、調理の修行も努められました。“典座”とは、料理を司る人のことを言います。

永平寺を開山した道元禅師は、坐禅などの修行と同等に、料理や家事の大切さを説かれました。『典座教訓』、『赴粥飯法』という書を残し、調理や食事作法を重要な修行のひとつに位置付けたのです。禅語の「法食同輪」という言葉の通りです。

「ゆっくり禅小学校」第二回は、ゆっくり小自然農園で育ったダイコンを、たくあん漬けにする体験会。たくあんは永平寺の食事でかかせないもの。日本を代表する保存食、発酵食でもありますよね。星覚さんが永平寺での修行中に経験された、たくあん漬けのつくり方や、よもやま話に耳を傾けながら、みんなでわいわい漬けてみませんか。お昼ご飯には、お粥、ゴマ塩、梅干しなど、禅の食事もいただきます。坐禅や作務(掃除などの労務)、食事時には偈文を唱え、禅の暮らしの作法もしっかり学びましょう。

自然界の働きと自らの生きる意思で育ったダイコンに、みなさんの手と微生物の力が加わると、どのように変容していくのでしょうか。それをいつか味わえる場を心待ちにしながら、まずはみなさんの手のぬくもりをお借りできれば幸いです。

星覚さんは言います。「作法は、堅苦しいものではなく、心が洗われ、清々しくなることです」と。家事をたのしい修行に転換し、清々しくなる作法を身に着けましょう。金曜日と土曜日に、まったく同じ内容の会を開催します。ご都合に合わせて、ぜひご参加ください。

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http://www.yukkuri-web.com/archives/10733